私たち中央精機株式会社は、1955年に創業者・堀田節夫が工作顕微鏡「ツールスコープ」として製品化したことからその歴史が始まりました。この創業時の「作業者に使い勝手の良い製品を提供する」という志は、2025年に創業70年を迎える現在も、作業者目線の製品開発に受け継ぎ、光学測定機に関する設計・製作に携わる多くのお客様にご愛顧を頂いております。着実な成長のもとに、精密工業会の一員として独自の業績を築いてまいりました。
1964年には日本光学測定機工業会のメンバーにも加えて頂いております。
特に1967年に開発いたしました“汎用ホログラフィ干渉計"を中心としてオプティカルユニット群は各大学をはじめ、わが国のほとんどの研究機関で活用されてきました。皆様の身近な紙幣の偽造防止技術であるホログラム印刷に、当社のホログラフィ干渉計ユニットが活用されております。これらのお得意様は私どもの宝であり、さらに新しい時代の要請に応えるべく新製品の開発に努力を重ねる所存であります。
精密自動ステージユニットはその要請のなかから成長した製品の一つであり、高精度・高剛性・高耐荷重を目指し当社独自の案内方式「HG-VCR」を組み込んだハイグレードステージ(自動、手動)としてご好評をいただいております。また“調整後に動かないステージ"として他社にはない特徴を持つフィックスステージは、X/XY/Z昇降/回転/傾斜/二軸傾斜の6軸構成まで対応できるようになりました。実用性に徹し、使いやすい品揃えを充実させ、わが国のエンジニアのみならず世界各国の技術者のご期待に応えんとするものであります。
オートフォーカス(AF)顕微鏡は、ラインセンサAF顕微鏡・レーザーAF顕微鏡・ポイントAF顕微鏡の3種類の顕微鏡を取り揃え、マクロからミクロまで幅広い倍率に対応できる様々な資料にピント合わせが可能となり、幅広いお客様に満足いただけるオートフォーカスシステムとして国内・海外を問わず業界をリードしております。
企業理念を「Science Spirits」「Independence Spirits」としてその理念にもとづき着々と遂行しております。今後も更に英知をあつめながら皆様のご期待に沿える企業として努力、遁進いたす所存であります。皆様のご指導・お引立てのほどをお願い申し上げます。