製品資料
説明
紫外~中赤外帯までに透光性を持ったフッ化カルシウム(CaF2)は、250nm~7μに対して透過主波長帯があります。光の吸収が少ないことや、強い光エネルギーにも耐える力があることから、エキシマレーザー用の光学素子として広く利用されています。また屈折率も低いため(1.3~1.4程度)、表面反射(フレネル反射)による透過ロスが少なく、反射防止膜をかけなくても高透過率が得られます。サーマルイメージング用の透過材料としても最適です。反対にデメリットは、熱膨張係数の大きさゆえに、加工の際に注意を要することや、柔らかい材料のため(ヌープ硬度:158.3)、キズがつきやすく、製品の保持や固定、あるいは洗浄の際には、特別な注意を要することです。