対物レンズ
●低倍率の対物レンズほど作動距離が長くなります。高倍率の対物レンズほど作動距離が短くなります。
●作動距離が長いと観察対象に近づけない場合や一定の距離が必要な場合に有効で使い勝手が高くなります。
※長作動距離の対物レンズもありますが、対物レンズの全長が長くなります。
●作動距離の長い低倍率の対物レンズは内蔵照明(対物レンズの中を通り試料に照明を当てる)が利用できません。
●内蔵照明を利用する場合、OB-3(3倍)より高い倍率(作動距離が短い)の対物レンズを使用する必要があります。
製品番号 | LWD-5 | OB-05 | OB-1 | OB-2 | OB-3 | OB-5 | OB-10 |
倍率 | 5倍 | 0.5倍 | 1倍 | 2倍 | 3倍 | 5倍 | 10倍 |
作動距離 | 45mm | 365mm | 167mm | 71.5mm | 34mm | 13mm | 6.7mm |
※作動距離は工作顕微鏡「ツールスコープ」で使用した場合です。
接眼レンズ
●10倍と20倍の2種類があり、目盛板を組み込むことができます。
●対物レンズの作る観察対象の像を拡大して目視できるようにします。(接眼レンズは虚像を作ります)
●接眼レンズで見える範囲(視野数)はOC-10(10倍)で18mm、OC-20(20倍)で12mmです。
●対物レンズの倍率で視野数を割ると実視野(実際に観察できる試料の範囲)が計算できます。
製品番号 | OC-10 | OC-20 |
倍率 | 10倍 | 20倍 |
視野数(直径) | 18mm | 12mm |
対物レンズと接眼レンズOC-10の組み合わせ時
製品番号 | LWD-5 | OB-05 | OB-1 | OB-2 | OB-3 | OB-5 | OB-10 |
実視野 | φ3.6mm | φ36mm | φ18mm | φ9mm | φ6mm | φ3.6mm | φ1.8mm |
総合倍率 | 50倍 | 5倍 | 10倍 | 20倍 | 30倍 | 50倍 | 100倍 |
対物レンズと接眼レンズOC-20の組み合わせ時
製品番号 | LWD-5 | OB-05 | OB-1 | OB-2 | OB-3 | OB-5 | OB-10 |
実視野 | φ2.4mm | φ24mm | φ12mm | φ6mm | φ4mm | φ2.4mm | φ1.2mm |
総合倍率 | 100倍 | 10倍 | 20倍 | 40倍 | 60倍 | 100倍 | 200倍 |
目盛板
●目盛の有無やパターンにより7種類の製品があります。
●1目盛0.1mm(TS-P-(1)、-(4)、-(5))または0.5mm(TS-P-(6))、0.05mm(TS-P-(8)、-(9))です。
●接眼レンズに組み込んで、対物レンズの作る観察対象の像と同時に観察できます。
●目盛板の読み(目量)は対物レンズの倍率で変わります。目量(読み)=0.1mm(または0.5mm、0.05mm)÷対物レンズの倍率
製品番号 | TS-P-(1) | TS-P-(2) | TS-P-(4) | TS-P-(5) | TS-P-(6) | TS-P-(8) | TS-P-(9) |
種類 | スタンダード | クロス | クロスミクロ | クロスミクロ2 | サークル | クロスミクロ3 | クロスミクロ4 |
1目盛 | 0.1mm | - | 0.1mm | 0.1mm | 0.5mm | 0.05mm | 0.05mm |
TVアダプタ
●接眼レンズで観察するタイプ(TS-I型、C型、L型、VL型)にTVアダプタを組み合わせるとCマウントカメラを利用できるようになります。
●TVアダプタは目盛板を組み込むことができ、対物レンズの作る観察対象の像と同時に観察できます。
●Cマウントはφ25.4mm 32山/インチ、フランジ焦点距離(フランジバック)17.526mmの規格をもつスクリューマウント(ネジを利用してカメラとレンズを固定する機構)です。
スタンド
●工作顕微鏡「ツールスコープ」を取り付ける鏡筒ホルダと調整機構をもつ製品です。
●マグネットスタンドやステージと組み合わせることができる製品もあります。
●鏡筒ホルダはφ30H8ですべて共通です。