製品資料
説明
ドラムレンズは、ボールレンズと同じ機能を有します。その大きな違いは、ボールレンズが表面全体が研磨面であるのに対し、ドラムレンズは入射・出射面以外の面は砂面で、光軸と平行に加工されている点です。これによりボールレンズよりハンドリングが容易で、金枠への固定も容易になります。また小型・軽量化にも貢献します。ドラムレンズの使用は、光ファイバ通信システムにおける性能の改善にも貢献します。外径全体を入射面として利用することのできる従来のボールレンズに対して、前述の加工により入射開口が制限されているドラムレンズは、近軸光線の光を中心として集光できるため、カップリング効率をより高める効果があります。これにより、ファイバカップリング時の不要なノイズの発生を低減する効果が期待できます。