プリズムミラーは直角プリズム同様、光路を90°偏角する用途に用いられますが、光がガラス基板内に入射することなく、金属膜表面で全反射します。よって反射効率はガラスの透光性能に影響を受けません。また平面ミラーと比べても、金属膜面の45°設置が容易にできるというメリットがあります。直角を構成する二面に金属膜を施したプリズム型ミラーです。斜面コートタイプのプリズムミラーは、反射面の正面開口が正方形になります。直角構成面二面に金属膜を施した直角構成面コートタイプのプリズムミラーは、各々の面が独立して90°偏角する機能があります。またプリズムの斜面側から光を入射することにより、180°偏角プリズムとして使用することも可能です。