規格・その他

外装

外装の種類

外装名 標準厚さ 処理材料 特長と一般的な用途
ニッケルめっき 3μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
安価だがクロームめっきより錆びやすい。薄い銀色。
用途:ビス、六角ナットなど
ニッケル梨地 3~5μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
梨地処理後にニッケルめっきしたもの。薄い銀色。
用途:機械部品など
クローム1号 8μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
クロームめっきを厚くかけ、バフをかけ鏡面仕上げ。銀色の鏡面。
用途:装飾品など
クローム3号 7μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
光沢があるめっきで外観も良い。虹目(ひきめ)が見える。銀色。
用途:装飾品など
クローム梨地 10μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
梨地処理後にクロームめっきしたもの。白い銀色。
用途:一般部品。
クロメート
【RoHS非対応】
5μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
RoHS非対応。1000ppmを超える六価クロムが含有。黄金色。
用途:電気製品の板金、ボルト、ナットなど
三価クロメート 5μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
RoHS対応。白色、三価クロム塩を主成分とするため毒性は無く、廃水処理も簡単。黄金色。
用途:電気製品の板金、ボルト、ナットなど
黒クロメート
【RoHS非対応】
5~8μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
RoHS非対応。1000ppmを超える六価クロムが含有。
用途:電気製品の板金、ボルト、ナットなど
三価黒クロメート 5~8μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
RoHS対応。黒色メッキ、三価クロム塩を主成分とするため毒性は無く、廃水処理も簡単。一般的に「三価ブラック」と呼ばれている。
用途:電気製品の板金、ボルト、ナットなど
黒ニッケルめっき 3μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
少々ムラがあるため内部部品に使用。光沢のある黒色。
用途:一般部品。
黒クロームめっき 1μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
研磨部品に使用する。めっき厚が薄いので高精度部品に使用。めっきムラが生じやすい。薄い黒色。
硬質黒クロームめっき 5~9μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
密着性が高く、耐磨耗性に優れているが、高価である。艶消しの黒色。大きな部品は高価。
用途:高精度研磨部品、ステージなど
四三酸化鉄被膜
(黒染め)
3μm 鉄鋼 四三酸化鉄被膜を表面に生成させたもの。
シャンクなどの外装後研磨する部品に使用。錆びやすい。
用途:シャンクなど
金めっき 0.1~10μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
金色のめっき。
用途:真空中で使用する特殊部品など
銀めっき 1~20μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
銀色のめっき。電気導通がよい。
用途:特殊電気部品など
銅めっき 5~μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
銅色のめっき。
用途:ニッケルめっき、クロムめっきの下地など
無電解ニッケルめっき
【一部RoHS非対応】
5~8μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
アルミ合金
一般研磨部品に使用されめっき厚が均一な薄膜の銀色。無電解めっきのため、深い孔にも届く。
一部RoHS非対応。一部のニッケルめっき液には「1,000ppm以上」の鉛が含有しており、部品に残留するが恐れがあるので、めっき液の指定が必要。
防錆黒色被膜処理
(レイデント)
2~10μm 鉄鋼、黄銅
ステンレス
酸化クロムの黒色被膜。被膜指定可能。塗装扱いする場合があり。
用途:ステージなど
白アルマイト 8μm アルミ合金 色あいはアルミを白っぽくした感じで、虹目(引き目)が見える。
用途:機械部品。
白アルマイト梨地 8μm アルミ合金 白アルマイト処理後に化学研磨で梨地処理をする。高級感がある。大きな部品は高価。
用途:ステージなど
艶消し白アルマイト 8μm アルミ合金 白アルマイトの艶をなくしたもの。
用途:機械部品。
黒アルマイト 10μm アルミ合金 黒色で光沢があり、虹目(引き目)が見える。
用途:一般部品。
黒アルマイト梨地 10μm アルミ合金 黒アルマイト処理後に化学研磨をする。高級感がある。大きな部品は高価。黒色で半艶消し。
用途:ステージなど
艶消し黒アルマイト 10μm アルミ合金 黒色で黒アルマイトの艶をなくしたもの。
用途:光学部品など。
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