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ステージを精度良く設置するには
ステージへ治具や部品などを取り付ける際のご注意
使用環境
ステージの取り付け方法
ステージを取り付ける部品の平面精度を出すようにお願いします。ステージによって、構造上取り付ける部品の平面精度が出ていないと、ステージ本来の精度が発揮できないときがあります。外観上、取り付け穴の見える製品については説明を省略します。
X(X軸)ステージ、XY(X・Y軸)ステージ
LS-6047-S1など取り付け穴がステージ面で隠れている場合
センターマイクロ仕様LS-947-C1などの場合
サイドマイクロ仕様LS-947-S1などの場合
LS-612やRM-Xなどの場合
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●LS-6047-S1、LD-6047-S1などは取り付け穴がステージ面で隠れています。
ステージ面を移動させると取り付け穴が現れます。
取り付け穴が現れるまでマイクロメータヘッドを動かしてください。
●ステージによってはクランプねじ、マイクロ台、マイクロ当てを外さないと、取り付け穴が現れないものがあります。
取り付け穴が現れない場合は、取り外して行ってください。
マイクロメータヘッドがステージの中心に取り付いているものは、マイクロ台を取り外してください。
マイクロメータヘッドがステージの側面に取り付いているものは、マイクロ当てを取り外してください。
マイクロメータヘッドを取り外し、クランプねじが緩んでいることを確認してください。
クランプねじを緩めるときは、テーブルがスプリングの力によって強く戻りますのでご注意ください。
テーブルを手で取り付け穴が現れるまで移動させ、付属の取り付けねじを入れ仮止めします。
テーブルを手で反対側へ取り付け穴が現れるまで移動させ、付属の取り付けねじを入れ固定します。
再度反対方向へテーブルを移動し、仮止めしていたねじを本固定します。
ステージを取り付けた後に、マイクロ台、マイクロ当てを取り付けてください。
マイクロ台、マイクロ当ての取り付けは、ステージ本体に対して平行や直角をなるべく合わせるように取り付けてください。
厳密に合わせなくてもステージの精度に影響はありません。
●LS-612などは取り付け穴にそのまま固定します。
●RM-Xなどは取り付け穴がステージ面で隠れています。
ステージ面を移動させると取り付け穴が現れます。
取り付け穴が現れるまで送りねじを動かしてください。
Z(Z軸)ステージ、Z昇降ステージ
LZ-6047-S1、LV-947-1、LV-642-1などの場合
LV-143などの場合
LV-151-2などの場合
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付属の取り付けねじで取り付け穴にそのまま固定します。
製品により取り付けねじの本数は異なります。
回転ステージ
RS-6012、RS-911Tの場合
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●RS-6012など取り付け穴が見えている製品は、付属の取り付けねじで取り付け穴にそのまま固定します。
製品により取り付けねじの本数は異なります。
●RS-911Tなどはステージ面にねじ穴とは別に取り付けねじ落し穴が開いています。
クランプがされていないことを確認してください。
ステージ面を回して取り付けねじ落し穴を取り付け穴の位置へ合わせ、取り付けねじを入れ仮止めします。
これを取り付け穴の数だけおこなってください。
再度テーブルを回し、取り付けねじ落し穴を取り付け穴の位置へ合わせ、ねじの本固定を全ておこなってください。
傾斜ステージ
TS-C611、TD-902の場合
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●TS-911やTS-C611などの傾斜ステージ(ゴニオステージ)は取り付け穴がステージ面で隠れています。
ステージ面を移動させると取り付け穴が現れます。
クランプねじが緩んでいることを確認し、ステージ面をハンドルで取り付け穴が現れるまで移動させ、付属の取り付けねじを入れ仮止めします。
ステージ面をハンドルで反対側へ取り付け穴が現れるまで移動させ、付属の取り付けねじを入れ固定します。
再度反対方向へステージ面を移動し、仮止めしていたねじを本固定します。
●TD-902などの傾斜ステージはステージ面に取り付けねじ落し穴が開いています。
付属の取り付けねじを取り付けねじ落し穴に入れて固定します。
その他のステージ
LT-212-2CLの例
LT-211CLの例
LT-613の例
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●取付穴が見えている製品は、付属の取り付けねじで取り付け穴にそのまま固定します。
●取付穴がステージ面で隠れている製品は、ステージ面を移動させると取り付け穴が現れます。
フィックスステージ
LS-1251FX、LD-1251FX、LS-4051FX、LD-4051FX
LS-6051FX、LD-6051FX の例
LS-2551FX、LD-2551FX、LV-2551FX の例
RS-P4051FX、TD-A6051FX、TD-6051FXの例
LS-T6052FX、LD-T6052FXの例
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●付属の取り付けねじで固定します。
※LS-1251FX、LD-1251FXは取り付けねじが付属しません。
●製品により取り付けねじの本数は異なります。
●取り付けねじ専用のレンチが付属している製品(LV-2551FX、TD-A4051FX、TD-A6051FX、TS-4051FX、TS-4052FX、TS-6051FX、TS-6052FX、TD-4051FX、TD-6051FX)は、専用のレンチを使用してください。
ステージを精度良く設置するには
ダイヤルゲージを使用した取付方法(弊社推奨の取り付け方法です。)
ステージ取り付け部付近にお客様が設けた基準面と、ステージの走りが平行となるようダイヤルゲージを使用して、ステージを矢印方向へ動かしながら平行度を測定し、ダイヤルゲージの変位が最小となるよう取り付けて下さい。
ステージの加工基準面を使用した簡易的な取付方法
ハイグレードステージは、下図のような加工基準面を持っています。
ステージを設置する際に、設置したい箇所の基準面や基準ピンなどに、この加工基準面を突き当てて取り付けることで、簡易的に平行を合わせて設置することが可能です。
<ハイグレードステージの基準面>
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ステージへ治具や部品などを取り付ける際のご注意
ステージに取り付ける部品の平面精度にご注意下さい。
ステージによって、構造上取り付ける部品の平面精度が良く出ていないと、ステージへ悪影響を及ぼし、本来の精度が発揮できない場合があります。
ステージへの部品などの取り付けは、テーブルを手などで押えて行ってください。移動ガイドに許容以上の負荷がかかりますとガイドに傷が付き、精度が低下します。ステージへの部品などの取り付けを先に行い、ステージの取り付けを後に行うことをお勧めします。
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使用環境
手動ステージをご使用の際は、使用環境にもご注意ください。温度の極端に高いところや低いところ、温度変化の激しいところ、ほこりの多いところなどでの使用は避け、下記の温度/湿度でご使用ください。
温度: 10 ~ 40℃
湿度: 20 ~ 80%RH
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